ロシアとの国境に近いエストニアで大規模な交通渋滞が発生し、英国兵12人が負傷したと地元メディアが報じた。
ロシアの侵略を阻止するというNATOの大規模任務の一環である兵士のうち8人は、金曜日に雪の降る中で起きた事件の後、日曜に病院治療のため英国に空輸されたことがわかった。
その後、これらの職員のうち5人は退院し、3人は依然としてバーミンガムのクイーン・エリザベス病院の軍事棟に保管されている。
事故は金曜午後5時ごろ、部隊が3台のミニバスでタパの基地に戻る途中、交差点で起きた。
エストニア人が運転する民間車2台が衝突したとみられ、他の4台の車両(陸軍のトヨタ製ミニバス3台と3台目の民間車からなる)が互いに追突する連鎖反応を引き起こしたと考えられている。
地元メディアの報道によると、最初に衝突した車は、37歳の女性が運転するボルボS80と、62歳の女性が運転するBMW530Dだった。
エストニアのニュースサイト「ポスティミーズ」は、英国軍兵士12名と民間人5名が負傷したと報じた。全員が救急車で病院に運ばれた。
英国軍はカブリット作戦の一環としてエストニアに駐留している。カブリット作戦は、NATOの「前方プレゼンスの強化」任務に対する英国の貢献である。この任務は同盟の東側諸国にまたがり、ロシアからの攻撃を阻止することを目的としている。
エストニアにはチャレンジャー 2 戦車部隊を含む約 900 人の英国軍が配備されています。
続きを読む:
ロシア軍、ウクライナのために戦った「元英国兵」を拘束=報道
ロシア、サイバー攻撃の波で「英国を攻撃する準備ができている」
国防省の報道官は、「先週の金曜日、11月22日、エストニアのカブリット作戦に派遣されていた数名のイギリス兵が道路交通事故で負傷した。
「エストニアでの病院での治療後、8名の職員が更なる治療のためイギリス空軍C-17で英国へ帰国した。
「その後5人が退院し、3人はバーミンガムのクイーン・エリザベス病院王立防衛医療センターで治療を受けている。全員の早い回復を祈っている」
ジョン・ヒーリー国防長官は、「エストニアで英国人が関与した交通事故を受けて、被害を受けたすべての人々に思いを馳せ、負傷者の完全かつ迅速な回復を祈っている」と述べた。
「バーミンガムのクイーン・エリザベス病院王立防衛医学センターの素晴らしい治療に感謝します。」