シリア反政府勢力、シリア第2の都市に侵入したと主張

シリアの反政府勢力は、ここ数年で最大の政府に対する攻撃として同国第二の都市アレッポに入ったと発表した。

イスラム過激派組織ハヤット・タハリール・アル・シャーム(HTS)の関連チャンネルに投稿された動画には、市内の車両に乗った戦闘員の姿が映っているようだ。 BBC Verify は、映像の地理的位置を都市の西郊外に特定しました。

バシャール・アル・アサド大統領の軍隊と戦っている反政府勢力がアレッポに到達したのは、2016年に軍によって強制排除されて以来初めてである。

一方、政府軍は、HTSとその同盟勢力が水曜日に開始した攻撃を受けて、アレッポとイドリブ県の多くの町で陣地を取り戻したと発表した。

2011年に政府が民主化運動を弾圧した後に勃発した内戦では、50万人以上が死亡した。

イドリブは最後に残った反政府勢力の拠点で、400万人以上が暮らしており、その多くは紛争中に避難を強いられている。

反政府勢力系チャンネルに金曜日に掲載された声明は、「わが軍はアレッポ市への進入を開始した」と述べた。

政府は現在、増援部隊が市内に到着し、反政府勢力を追い出していると発表した。

英国に拠点を置き、シリア現地の情報筋のネットワークを活用している監視団体シリア人権監視団(SOHR)は、金曜日、シリアとロシアの航空機がアレッポ地域を23回空爆したと報告した。

SOHRは、この戦闘で255人が死亡し、シリアにおける反政府勢力と親政府軍の間の死者数としてはここ数年で最も多くなったと発表した。

同紙は、水曜日以降、反政府勢力が50以上の町や村を制圧したと発表した。

イドリブは大部分がHTSによって支配されているが、トルコの支援を受けた反政府勢力とトルコ軍もそこに拠点を置いている。

戦闘は2020年までにほぼ沈静化し、トルコとシリアの主要同盟国であるロシアがイドリブ奪還を目指す政府の動きを止めるために停戦を仲介した。

これにより暴力は長期にわたって沈静化したが、散発的な衝突、空爆、砲撃は続いた。

今回の戦闘は、シリアの同盟国であるイランとヒズボラがこの地域でのイスラエルの攻撃によって弱体化している中で起こった。

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