元プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーさんが、25日に自身のFacebookページで、テキサスブロンコことテリー・ファンクさんが24日に79歳で亡くなったことを報告し、追悼の意を示しました。
アブドーラ・ザ・ブッチャーさんとテリー・ファンクさんは、昭和50年代に全日本プロレスのリングで激しい抗争を繰り広げました。特に1977年12月15日に行われた「世界オープンタッグ選手権」の最終戦は、その中でも特筆すべき戦いでした。この試合では、アブドーラ・ザ・ブッチャーさんとザ・シークさんがタッグを組み、テリー・ファンクさんの兄であるドリー・ファンク・ジュニアとテリー・ファンクさんの兄弟タッグチーム「ザ・ファンクス」と対戦しました。アブドーラ・ザ・ブッチャーさんのフォーク攻撃により、テリー・ファンクさんは右腕を突き刺されながらも耐え抜き、勝利を収めたこの戦いは、プロレス史において伝説的な瞬間として記憶されています。
アブドーラ・ザ・ブッチャーさんはFacebookの動画で、マイケル・ジャクソンの「Gone Too Soon」をBGMに使用しながら、「レスリング界は偉大なWWE殿堂入りを果たしたプロレスのレジェンドを失った。彼のレガシーは永遠に続くだろう。」とコメントしました。
また、アブドーラ・ザ・ブッチャーさんは、自身が2011年にWWEの殿堂入りした際に、テリー・ファンクさんが式典の司会を務めたことについて触れ、「それは名誉だった。」と振り返りました。そして、「彼の兄弟であるドリー・ファンク、家族、友人、そして多くの素晴らしいファンに心から哀悼の意を捧げます。」と綴っています。