ウクライナ、モスクワとの異例の合意でロシア国境地域の住民を返還

モスクワ、ロシア:

ロシア政府は金曜日、ロシア国境地域クルスクの住民数十人が、モスクワとキエフ間の異例かつ「骨の折れる」協議の結果、ウクライナからロシアに帰国したと発表した。

キエフは8月にクルスク地方への大規模な地上攻撃を開始し、数千人の民間人が住むロシア領土の広範囲を占領した。

住民がウクライナに移送された理由は明らかではなく、キエフからの即時コメントはなかった。

ロシアの人権オンブズマン、タチアナ・モスカルコワ氏は、「本日、ウクライナ側との交渉プロセスの結果、クルスク地域の住民46人がウクライナからロシアに帰国した」と述べた。

地元知事アレクセイ・スミルノフ氏によると、住民は全員、ウクライナが攻撃開始直後に制圧した国境の町スジャがあるスジャンスキー地区の出身だった。

同氏はテレグラムで「同胞を祖国に戻すための骨の折れる長期交渉が結果をもたらした」と述べた。

住民には12人の子供が含まれており、ベラルーシ経由で帰還し、全員に「必要なあらゆる援助」が与えられたと同氏は付け加えた。

母親のアナスタシア・グリディナさんがAFPに語ったところによると、この取引で返還される子供の1人は3歳のダリナちゃんだった。

「彼らはすでに出発しています。4時間以内にダリナに会いに行きます」と彼女は言った。

グリディナさんは、ウクライナが衝撃的な攻撃を開始したとき、娘をクルスク地方のレベデフカ村の祖母に残して臨時の仕事でモスクワに行っていた。

10月に彼女はAFPに対し、ウラジーミル・プーチン大統領に宛てて親書を書くなど、「あらゆる場所で」助けを求めてきたと語った。

ある時点で彼女は自ら前線を越えようとしたが、引き返さざるを得なくなった。

この合意は、キエフが英国と米国が供給した長距離ミサイルをロシアに発射し、モスクワが隣国に極超音速ミサイルを発射するというウクライナ紛争の緊迫した時期に締結された。

モスクワが2022年2月に全面攻撃を開始して以来、戦闘が続いている両国間の協力分野は、限られた民間人の帰還と捕虜の兵士と死亡した戦闘員の遺体の交換だけとなっている。

(見出しを除いて、この記事は NDTV スタッフによって編集されておらず、シンジケート フィードから公開されています。)


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