ワシントン:
控訴裁判所は火曜日、機密文書の取り扱いを誤ったとしてドナルド・トランプ次期米大統領に対する訴訟の取り下げを求める検察側の請求を認めた。
ジャック・スミス特別検察官は月曜日、現職大統領を訴追しないという司法省の長年の方針を理由に、裁判所に対し訴訟を却下するよう要請していた。
トランプ大統領が任命したフロリダ州地方裁判所判事は今年初めに文書訴訟を取り下げたが、スミス被告はこの判決を不服として第11巡回区控訴裁判所に控訴していた。
控訴裁判所は、コメントなしで訴訟を却下するというスミスの要求を認めた。
しかし、スミス氏はトランプ氏の2人の共同被告、従者ウォルト・ナウタ氏とマール・ア・ラーゴの不動産管理人カルロス・デ・オリベイラ氏に対する訴訟の追及を続けている。
78歳のトランプ大統領は、1期目の任期終了後にホワイトハウスを去った後、大量の極秘文書を持ち出し、それらを回収する取り組みを妨害した疑いで告発された。
同前大統領は、ジョー・バイデン氏が勝利した2020年の選挙結果を覆す共謀を行った疑いでも特別検察官から告発されている。裁判官は月曜日、その訴訟を取り下げるよう求めるスミス氏の要請を認めた。
11月5日の大統領選挙でトランプ氏がカマラ・ハリス副大統領を破ったことを受け、特別検察官は今月、両方の連邦訴訟を一時停止した。
前大統領と次期大統領は、ニューヨーク州とジョージア州の2つの州訴訟にも直面している。
同氏は、2016年選挙前夜にポルノスターのストーミー・ダニエルズ氏が2006年に性的関係を持ったとされることを暴露するのを阻止するために支払った口止め料を隠蔽するため、業務記録を改ざんした34件の罪で5月にニューヨークで有罪判決を受けた。
フアン・メルチャン判事は、元大統領には広範な訴追免除があるとする7月の最高裁判決を踏まえ、有罪判決を破棄するようトランプ氏の弁護士らからの要請を検討する一方、量刑を延期した。
ジョージア州では、トランプ氏が南部州での2020年の選挙結果を覆そうとしたとして恐喝罪に問われているが、この訴訟は同氏の任期中に凍結される可能性が高い。
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