乗組員2名と乗客1名は、3日間食事を摂らずに過ごし、全員が生き残ったが、雪の中で燃料を燃やして暖を保っていた。
地元当局者らによると、行方不明の飛行機に乗っていた3人全員が、大西洋に伸びるロシアの遠隔半島カムチャッカ半島の墜落現場から救出された。
当局は日曜日、An-2飛行機がカムチャツカで発見されるまで3日間行方不明になっていたと発表した。ロシア非常事態省によると、墜落事故の生存者3人は病院に搬送された。
乗組員2名と乗客1名は全員生き残ったが、3日間何も食べずに過ごし、雪の中で燃料を燃やして暖を保った。
そのうちの1人は地元メディアに対し、「(飛行機の)中で私たちは暖をとり、燃料に火をつけ、手元にあった食べ物を食べた。非常用ビーコンのスイッチを入れ、祈り、奇跡を信じた」と語った。
3人組の別の男性は、飲料水を確保するためにバケツの雪を溶かしたと語った。
地元メディアの報道によると、パイロットのうち1人は閉鎖性脳損傷と診断され手術を受ける予定で、もう1人は低体温症に苦しんでいると伝えられている。
パイロットらは捜索が行われている信号を聞いたが、悪天候のため通信できなかったと伝えられている。
飛行機事故の生存者は、ロシア航空輸送庁ロサヴィアツアのカムチャツカ地域航空輸送サービスの救助隊員によって発見された。
民間会社に所属するAn-2は、12月19日に商業貨物を輸送するためにミルコヴォ村から半島北部のオッソラ村まで飛行した。
当局によると、飛行機はその後、極度の寒さと過積載のため降下を始めたという。
ロシア連邦航空運輸庁は、同事件を巡り航空輸送運行規則違反で捜査委員会が刑事告訴を開始したと発表した。