韓国の空港で旅客機が滑走路から滑り落ち、コンクリートフェンスに激突し火災が発生し、少なくとも120人が死亡した。
日曜日の現地時間午前9時3分(グリニッジ標準時0時03分)に発生した事故の後、乗組員2名が救助された。
国土交通省によると、この飛行機は15年経過したボーイング737-800型機で、バンコクから帰国中で、乗客にはタイ人2人が含まれていたという。
国家消防庁によると、ソウルから約290キロ南にある務安町の空港で、乗客181人を乗せた済州航空の飛行機から救助隊が急いで乗客を救出したという。
消防当局は火災を抑えるために消防車32台とヘリコプター数機を出動させたと発表した。
消防当局によると、女性57人、男性54人、性別がすぐに特定できなかったその他9人の少なくとも120人が死亡した。
飛行機に乗っていた残りの乗客は事件発生から約6時間後に行方不明となっており、死者数はさらに増加すると予想されており、韓国を襲った最悪の航空事故の一つとなっている。
YTNテレビが放映した事故の映像には、済州航空の旅客機が着陸装置を閉じたまま滑走路を横切り、空港郊外のコンクリート壁に正面衝突する様子が映っていた。
他の地元テレビ局は、飛行機からの太い黒煙の柱が炎に包まれる様子を映した映像を放映した。
務安消防署のイ・ジョンヒョン署長はテレビ会見で、救助隊員らが衝突の衝撃で散乱した遺体の捜索を続けていると語った。
同機は破壊され、残骸の中に尾翼部分だけが残っていたと同氏は語った。
リー氏によると、作業員らは飛行機が鳥に衝突されて機械的な問題を引き起こしたかどうかなど、墜落の原因についてさまざまな可能性を調べていたという。
運輸省高官チュ・ジョンワン氏は別途記者団に対し、政府調査官が事故と火災の原因を調査するために現場に到着したと語った。