物議を醸した事件後、男性選手が女性ファンを抱きしめる様子を映した映像がネット上に流出したことを受け、イランの神権政府は尋問のために著名サッカー選手を召喚した。
イラン最古のプロサッカークラブであるテヘランのエステグラルFCのディフェンダー、ラミン・レザイアンが女性サポーターと抱き合う姿がネット上に流出した映像で目撃されたと伝えられている。抱擁は試合後、チームのバスの前で行われた。
の その事件は大きな注目を集めている、 一部の批評家は、公共の場での男女間の交流を規制するこの国の厳格な社会規範に違反しているとして同選手を非難している。このような愛情表現はイランでは、特に結婚生活以外では非常に不適切であると考えられており、政府と社会の保守派の両方から大きな注目を集めている。
34歳のレザエイアンはイラン代表として60回以上キャップを獲得している。ディフェンダーはカタールとベルギーでもクラブサッカーでプレーした経験がある。
1979年のイスラム革命直後に制定されたイランのイスラム法によれば、近親者でない限り男女の身体的接触は禁じられている。
革命後、女性は一般にサッカーの試合に参加することが禁止されていたが、2022年8月に40年以上ぶりにチャンピオンシップの試合に出場することが認められた。
4月にはエステグラルのゴールキーパー、ホセイン・ホセイニがチャンピオンシップの試合中に女性サポーターと抱き合ったとして出場停止処分を受けた。
当時メディアは、サッカー連盟が「試合中の警備員に対する不適切な行為」を理由に同ゴールキーパーに4,700ドル相当の罰金と1試合の出場停止処分を科したと報じた。
(AFP からの情報提供)