ベネズエラ野党候補、娘婿が誘拐されたと主張 |ニコラス・マドゥロ ニュース

7月の大統領選挙で現職のニコラス・マドゥロ氏と争ったエドムンド・ゴンザレス氏は、マスクをした男たちがカラカスで義理の息子を誘拐したと語った。

ベネズエラの野党指導者エドムンド・ゴンザレスは、行方不明の義理の息子を誘拐した容疑で覆面男たちを非難した。

7月に争われた同国の大統領選挙に立候補したゴンザレス氏は火曜日にソーシャルメディアでこのニュースを発表した。

「今朝、私の義理の息子であるラファエル・トゥダレスが誘拐されました」とゴンザレス 書きました

「ラファエルさんは、カラカスにある7歳と6歳の孫たちの学校へ、授業開始に合わせて送り届けに向かっていたところ、黒い服を着たフードをかぶった男たちに捕まり、金色のピックアップトラックに乗せられた。ナンバープレートAA54E2Cを付けて彼を連れ去りました。現時点では彼は行方不明です。」

ゴンザレス自身は現在、ベネズエラで逮捕状を請求されているが、同国では自分が7月28日の大統領選挙の正当な勝者であると主張している。

そのため、同様に勝利を主張した現職のニコラス・マドゥロ大統領と対立している。マドゥロ氏は金曜日に3期目の就任宣誓を行う予定だ。

野党やマドゥロ政権を批判する他の人々は、選挙と公式結果には透明性と公平性が欠けているとして抗議している。

選挙前の世論調査では、マドゥロ氏がゴンザレス氏に大差をつけられているようだった。しかし投票終了直後、同国の選挙当局は通常の投票集計の内訳を公表することなく、マドゥロ氏の勝利を宣言した。

ベネズエラ野党は、管区レベルの集計ではゴンサレス氏が2対1の差でマドゥロ氏を破っていると主張し、公式集計表とみられるものをオンラインで公開した。

これにより同氏の勝利の正当性に対する疑問が生じ、投票直後にはカラカスなどの都市の通りに抗議者が殺到した。

一方、政府は選挙後に抗議活動参加者や政敵に対する暴力的な弾圧を主導したとして非難されている。

当初は約2,000人が逮捕され、23人が殺害されたが、マドゥロ政権は最近、拘束者のうち1,515人を釈放したと発表した。同政権は長年、政治的弾圧や拷問や恣意的拘束などの人権侵害の告発に直面してきた。

9月、ベネズエラ政府の検察当局はゴンザレス氏を共謀、権力簒奪、文書偽造の罪で告発し、裁判所はゴンザレス氏の逮捕状を発行した。

野党指導者は国外に逃亡し、スペインに亡命した。しかし、彼はベネズエラに戻ることを約束した。

一方、ベネズエラ政府はゴンザレス氏が戻ってきたら逮捕すると繰り返し述べている。

マドゥロ氏とその同盟者らは、ゴンザレス氏と他の反政府勢力が敵対的な外国勢力と協力して国の不安定化を図ったと主張している。

ゴンサレス氏は1月初旬、南北アメリカ大陸を巡る歴訪で支持を集め、マドゥロ政権に圧力をかけるためスペインを出国した。

同氏はすでにアルゼンチンとウルグアイを訪問しており、月曜日にはジョー・バイデン米大統領と会談し、同国政府は11月にゴンザレス氏を正当な次期大統領として承認した。

地域指導者らはマドゥロ大統領の勝利主張に懐疑的な姿勢を表明し、デモ参加者への弾圧を非難しているが、ゴンザレス氏にどのような影響力を行使できるのかは依然として不透明だ。

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