土曜日、ストラスブール中央駅で路面電車2台が衝突し、68人が負傷したと当局が発表した。
報道によると、停止していた路面電車1台が原因不明の坂道を逆走し、停止していた別の路面電車に衝突したという。
ソーシャルメディアに投稿された動画や写真には、数十人が乗車する2台の路面電車が映っていた。ある動画では、警報が鳴り響く中、煙が立ち上り、混沌とした光景が映っている。
県の広報担当者は、事故原因の調査が開始され、死亡者は確認されていないと述べた。検察側は衝突は故意ではなかったと主張した。
ヨハンという目撃者の一人はAFP通信に対し、路面電車の1台が猛スピードで後進するのを目撃したと語り、「大きな衝撃、大きな衝撃音が聞こえた」と付け加えた。
別の目撃者はBFMテレビに対し、路面電車のドアが衝撃で飛んだと語った。
同紙は、駅の前に大規模な警備境界線が設置されたと報じた。
バ=ラン地域の消防救助局はXに、救急隊がその地域にアクセスできるよう人々にその地域を避けるよう呼びかけた。
同サービスのディレクター、ルネ・セリエ氏は、報告された致命的ではない傷害の一部は「ほとんどが外傷」だが、頭皮の傷、鎖骨骨折、膝の捻挫も含まれると述べた。
「特に怪我はないものの医師の診察を受けている人も約100人いる」とセリエ氏は語った。
同氏は、約50台の車両と130人の消防士が現場に出動し、状況は「さらに深刻になっていた可能性がある」と付け加えた。
ストラスブールの公共交通機関の管理を担当するCTSのエマニュエル・オーノー所長は、路面電車の運転手2人は「身体に損傷はなかったが、非常にショックを受けている」と述べた。