オーストリア外務省は、軍事政権が運営する西アフリカの国ニジェールで女性国民が正体不明の襲撃者に連行されたと発表した。
同当局はAFPに対し事件を認め、首都ニアメから900キロ(559マイル)離れたアガデスで「オーストリア人女性が誘拐された可能性」があることを認識していると述べた。
ロイター通信によると、女性はサハラ砂漠の端にあるアガデスのファダ地区で、身元不明者によって四輪駆動車に押し込まれたと伝えられている。
地元メディアサイトによると、被害者はエヴァ・グレッツマッハーという名前で、70代半ばの開発労働者で、20年以上ニジェールに住んでいたという。 アガデス航空情報。
ニジェールはこの事件についてまだコメントしていない。
Air Infoの報道によると、誘拐犯らは銃を持ってグレッツマッハーさんの家に現れ、強行侵入した。他には何も奪わなかったという。
グレッツマッハー女史は、教育、健康、女性のエンパワーメント、文化の分野でプロジェクトを運営してきたと言われている。
オーストリア外務省は、EU代表団や現地当局と協力していると述べた。
ニジェールは長年にわたりイスラム主義者の反乱と戦っている。
軍事政権は、2023年7月に民主的に選出されたモハメド・バズーム大統領を退陣させる正当化の一つである武装勢力の攻撃を抑制できなかったことで圧力を受けている。
ニジェールは、隣国のマリやブルキナファソとともに、アルカイダやISISに関連するグループからの攻撃に取り組んでいる。
クーデター以来、ニジェールはフランスや他の西側諸国に軍事基地を撤収するよう促し、軍事政権主導の隣国マリやブルキナファソと安全保障同盟を結んだ。