マイケル・マーティンはアイルランド議会の支持を得て次期首相に就任した。
混乱をきたした騒動でデイルが停止処分となり手続きが停止した翌日、長年党首を務めてきたフィアナ・フェイル党首の指名は95対76で支持された。
同氏はダブリンのアラス・アン・ウアフタライン公邸でマイケル・D・ヒギンズ大統領との式典で正式にアイルランドのタオイシャチ(首相)となる予定だ。
ヒギンズ氏は任命状に署名し、マーティン氏に道教の印章を手渡す。
指名は当初水曜日に予定されていたが、無党派層の一部に野党側の演説時間を与えるかどうかを巡る意見の相違により、アイルランドの新指導者が正式に選出されることなく手続きは終了した。
マーティンさん11月のアイルランド総選挙後、フィアナ・フェイルが最大政党に浮上した。
退任するサイモン・ハリス首相率いるファイン・ゲール氏と連立を再締結することで合意した。
両党を合わせても国民党の過半数にはわずかに届かず、長期にわたる交渉の末、5年間の政権任期は数人の独立系TD(国会議員)の支持を受けることになる。
シン・フェイン氏は党首メアリー・ルー・マクドナルド氏をタオイ会長候補に推薦したが、同氏は演説で入札は成功しないと認めた。
64歳のマーティン氏は、ファイン・ゲールと緑の党との最後の連立政権で首相を務めた。
この連立政権は、任期途中でフィアナ・フェイル党首とファイン・ゲール党首の間でトップの職が交代する「ローテーション・タオイシチ」機構を導入した。
この取り決めは繰り返されるが、フィーネ・ゲールに対する党の10議席の差を考慮して、フィアナ・フェイルを支持する3年から2年ベースとなる。
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2020年に始まったパートナーシップを継続し、1920年代のアイルランド内戦の対立した側から生まれた両党間の約1世紀にわたる敵意を解消した。
アイルランドの国際ボクサーの息子であるマーティン氏は、保健、外務、国防、教育の閣僚を歴任した。
ハリス氏はタナイステ副首相の役割を担う。マーティン氏は今後、次期政府のメンバーを指名する予定だ。
次期閣僚もまた、就任印を受け取るためにアラス・アン・ウアフタラインの国家応接室に赴く予定である。