(ロイター) – ウォルト・ディズニー・カンパニーとストリーミングプロバイダーのフボTVは、オンラインライブテレビ事業を統合する合意に近づいていると、ブルームバーグニュースが月曜日に事情に詳しい関係者の話として報じた。
報道によると、ディズニーはHulu + Live TV事業をFuboTVに分割し、ディズニーが70%、残りをFuboTVが所有する新しいベンチャーを設立する予定だという。
ディズニーとフボTVはロイターのコメント要請にすぐには応じなかった。
この報道を受けて、前回取引終了時点で市場価値が約4億8000万ドルだったFuboTVの株価は、市場前の取引で32%近く急騰し1.90ドルとなった。ディズニーは小幅上昇した。
報告書によると、契約の一環として、FuboはVenu Sportsをめぐるディズニー、Fox Corp、Warner Bros Discoveryに対する法的請求を取り下げる予定で、これにより、今後のスポーツストリーミングプラットフォームの展開に対するハードルが取り除かれるという。
FuboTVは昨年2月、Venu Sportsが競争を減らし、価格をつり上げることで米国の反トラスト法に違反すると主張し、大手メディア企業を訴えていた。地方裁判所の判事は、Fubo社の独禁法上の主張が成功する可能性が高いと判断し、Venu社の打ち上げを一時的に禁止する差し止め命令を出した。
大手メディア3社は月曜日の公聴会で、米国控訴裁判所に対し、Venuの打ち上げを阻止した判決を取り消すよう求める予定だ。
(バンガロールにてデボラ・ソフィアによる報告、シルピ・マジュムダルによる編集)