内藤哲也と石井智宏の抗争は「NEVER6」へと続くか?
2021年5月22日からスタートした「Road to WRESTLE GRAND SLAM」。
ウィル・オスプレイ選手の「IWGP世界ヘビー級王座」返上。飯伏幸太選手VSジェフ・コブ選手。辻陽太選手の4番勝負。“CHAOS”に混じる田口隆祐選手…と多くの動きがある中で、一際バチバチとぶつかっているのがこの2人だろう。
“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”内藤哲也選手と“CHAOS”石井智宏選手である。
数えきれないほどの抗争を繰り広げてきた2人に再び火がついたのだ。
まず、内藤哲也選手について。
2020年下期にかけて“逆転の内藤哲也”をテーマに再起への足がかりを掴もうとしている。
今シリーズではSANADA選手、BUSHI選手の動向を気にしているようでバックステージでもその点について語っていた。
続いて石井智宏選手。彼の言葉で2人の対決がシングルだけではなく、石井智宏選手が保持する「NEVER無差別級6人タッグ」へ波及する可能性があると分かった。
元々NEVERは若手選手の育成を目的とした新世代育成プロジェクトだった。そこから「NEVER無差別級」が誕生し、「IWGP」とは一線を画すバチバチな世界観を生み出していくことになる。
「NEVER無差別級6人タッグ」は2015年12月21日に設立が発表。2016年のイッテンヨン東京ドーム大会で王座決定戦が行われたタイトルである。
石井智宏選手、後藤洋央紀選手、YOSHI-HASHI選手の戴冠後は、新日本プロレスで最もエモーショナルなベルトとして評価をグングンと高めた。
人と人との関係性がドラマを生み出すのだとしたらこんなにもエモーショナルな関係性を描いているベルトは他にないかもしれない。
これまでも“CHAOS”VS“CHAOS”。“CHAOS”VS“鈴木軍”、“CHAOS”VS“バレットクラブ”と様々なドラマが描かれてきたが、いよいよ“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”が参戦するタイミングなのかもしれない。
内藤哲也選手と石井智宏選手の抗争がどこまで発展していくのか。本日開催となる後楽園ホール大会から目を離すことができない。