新日本プロレスのメインイベントで、オカダ・カズチカとウィル・オスプレイが対戦しました。オスプレイは新日本プロレスラストマッチとなるこの試合を通じて、恩人でありかつての兄貴分であるオカダとの別れを希望していました。オスプレイはCHAOSを離れてUNITED EMPIREを結成し、オカダとのライバルとして成長しました。

試合は激しく、互いに譲らない戦いが展開されました。オスプレイはオカダに対抗するためにAEWへの転戦が決まり、この試合がその惜別の一戦となりました。終盤では両者が必死の攻防を繰り広げ、最後はオカダが猛チャージを仕掛けレインメーカーで勝利を収めました。

試合後、オスプレイは「まずは謝らせて欲しい。2020年、俺は復讐心の塊で、お前のようになることに固執していた。もしかしたらお前よりも大きく、強くなろうとしていたかもしれない。それを対戦ではなく、復讐として果たそうとしていた気がする。敵意と怒りで。そのことを後悔していない自分も一部いるのも確かで……あの『G1』での裏切りがなければ、今、お前と肩を並べて立つ自分はあり得なかったと思うから。お前と対立して、自分を鼓舞して苦難を乗り越えたからこそ、今の自分がいると思う。一つ後悔していることは、これまで築き上げてきたものを俺が捨ててしまったことだ」とコメントしました。