資金管理者のジョン・デービ氏は、ドナルド・トランプ次期大統領の関税政策に関連する課題に対処する構えを見せている。
デービ氏は、新政権の政策が「非常にインフレ的」になる可能性があると懸念しており、投資先を慎重に選択することが重要だと考えていると述べた。
アストリア・ポートフォリオ・アドバイザーズのCEOは今週、CNBCの「ETFエッジ」で「大型株の産業よりも小型株の産業の方が理にかなっている」と語った。
同社の最高投資責任者でもあるデービ氏は、このレッドスイープが小型株に利益をもたらす成長促進、国内促進政策を推進するのに役立つと期待している。
ウォール街も今のところ同意しているようだ。大統領選挙以来、 ラッセル2000 小型株を追跡する同指数は金曜終値時点で約4%上昇している。
同社の運用資産19億ドルを抱えるデイヴィ氏も、関税のリスクにもかかわらず国内にとどまることを望んでいる。
「我々は米国をオーバーウエイトしている。中間選挙までの今後数年間においては、それが正しい戦略だと思う」とデイヴィ氏は付け加えた。 「彼(トランプ氏)が多くの物語をコントロールできる期間は2年ある。」
しかし、財政赤字の拡大に伴う課題を理由に、デイヴィ氏は債券には手を出さないつもりだ。
「債券を確実に保有している人は注意してください」とデイヴィ氏は言う。
選挙以来、 ベンチマークとなる10年米国債利回り 金曜終値時点では3%上昇している。