トランプ大統領、FBI長官に元補佐官を指名

ドナルド・トランプ次期米大統領は、候補者がしばしば批判してきた連邦捜査局のトップに元側近のカシュ・パテル氏を選んだ。

第一次トランプ政権で国防総省の首席補佐官を務めたパテル氏は、共和党次期大統領の熱烈な支持者だ。

これとは別に、トランプ大統領は土曜日、フロリダ州ヒルズボロ郡の保安官であるチャド・クロニスター氏を麻薬取締局長官に指名する予定であると述べた。

パテル氏とクロニスター氏は、司法長官候補のパム・ボンディ氏とともに、トランプ氏の法執行機関の指名手配に携わる。

同氏の過去の提案には、FBIの権限を「大幅に」制限することが含まれていた。

パテル氏は回想録『ガバメント・ギャングスターズ』の中で、FBI内で「政府の専制政治」と呼ぶものを「トップ層」を解雇することで根絶するよう求めた。

インド移民の息子であるパテル氏は元弁護人で連邦検察官で、2017年に下院情報委員会の上級顧問に就任したトランプ氏の目に留まった。

同氏は2019年に国家安全保障担当補佐官としてトランプ大統領に雇われ、1年後には国防総省長官の首席補佐官に任命された。

2023年の回想録『ガバメント・ギャングスターズ』のほか、トランプ支持の児童書を2冊出版している。

タイトルの 1 つである「The Plot Against the King」には、悪役ヒラリー・クイーントンが登場し、ドナルド王を追放しようとします。この人物は、著名な発見者カッシュと呼ばれる魔法使いの助けを借りています。

この本の宣伝文句によれば、別の悪役はキーパー・コーミー(元FBI長官ジェームズ・コーミーへの薄くベールに包まれた言及)と彼の「スパイナメクジ」と呼ばれている。

パテル氏は、いわゆる「ディープステート」をしばしば非難してきた。一部のアメリカ人は、ディープステートは、邪悪な目的のために秘密裏に国を運営する非選挙の官僚機構であると信じている。

パテル氏はまた、メディアを「米国がこれまで見た中で最も強力な敵」と呼んで非難した。

同氏は、次期大統領のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルースソーシャル」を所有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの取締役でもある。

パテル氏は同社とコンサルティング契約を結んでおり、少なくとも年間12万ドルを支払っていると伝えられている。

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