ドナルド・トランプ次期米大統領が物議を醸しているテレビ司会者のピート・ヘグセス氏を国防総省長官に指名することは水曜日、共和党上院議員らが同氏の強力な役割への適性について疑問を呈し、難航していた。
元陸軍州兵将校でFOXニュースの週末司会者でもあるヘグセス氏は、アルコール乱用の告発や2017年からの性的暴行の告発など、告訴はされていないが、一連の不正行為の申し立てで激しい圧力にさらされている。
ヘグセス氏は一切の不正行為を否定しているが、この論争により、トランプ政権の政権移行当局者らは、議会共和党の支持低下の中で2人目の閣僚指名が崩れるという恥ずかしさを避けるために慌てている。
国防総省の運営は公職における最大の役割の一つである。国防総省は300万人近くの軍人・文民職員を雇用しており、退役軍人のケアを含む国防支出は2023会計年度で1兆ドルを突破した。
NBCニュースによると、国会議事堂でトランプ大統領の最も忠実な同盟者の一人であるサウスカロライナ州のリンジー・グラハム氏を含む最大6人の上院共和党議員が、承認までの綱渡りをするヘグセス氏の能力に疑問を表明している。
ヘグセス自身の母親がヘグセスを「女性虐待者」と呼んだ古いメールが浮上し、ヘグセスの性格に関する疑問はさらに深まった。
「これらの記事の中には非常に不安を抱かせるものもあると思います」とグラハム氏は指名をめぐるメディア報道についてCBSニュースに語った。
「彼にはここで自分を守るチャンスがあるのは明らかだが、難しいこともあるだろう。」
共和党は次期上院過半数の53議席を獲得することになり、民主党員全員が反対票を投じると仮定すると、トランプ大統領の候補者は1月の承認公聴会で共和党票わずか3票だけ支持を失う余裕があることになる。
米メディアはさまざまな代替案を浮上させており、トランプ氏はかつての共和党予備選のライバルでフロリダ州知事のロン・デサンティス氏を検討していると伝えている。
この動きはワシントンでは眉をひそめるだろう。なぜなら、知事は辞任後もトランプ氏を支持したものの、熾烈な大統領候補指名争いで互いに傷を負った後、両者は最もおざなりな和解しかしていなかったからである。
ヘグセス氏の清算の日とみられているこの日、44歳のヘグセス氏は国会議事堂で有力な共和党議員らとさらなる会談を行う予定で、指名されてから初のテレビインタビューはFOXニュースで行われる予定だった。
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