シドニーからホバートへのヨットレースで2人死亡

警察によると、オーストラリアで毎年開催されているシドニーからホバートまでのヨットレースに参加していた2名が別々の事件で死亡した。

両方の乗組員は、帆の底に水平に取り付けられた大きなポールであるブームに直撃され、別々の事故で死亡した。

イベントの主催者らによると、事件はフライングフィッシュ・アルクトス号とボウライン号で起きた。

最初のボートは金曜日遅くか土曜日早朝にタスマニア州ホバート市に到着する予定だ。悪天候のためすでに数名がリタイアした。

ニューサウスウェールズ州(ニューサウスウェールズ州)警察は、最初の事件は現地時間木曜日の深夜(日本時間午後12時50分)直前に、同国の首都キャンベラにあるオーストラリア海事安全局から警察官に報告されたと発表した。

2時間余り後の金曜午前2時15分、ニューサウスウェールズ州警察は、2隻目のボートの乗組員が2人目の乗組員に心肺蘇生法を行ったが、これも効果がなかったと知らされた。

主催者らによると、トビウオ・アークトスはニューサウスウェールズ州ウラデューラの町の東/南東約30海里を航行していた。

一方、ボウラインは同じくニューサウスウェールズ州のベートマンズ・ベイの町から東/北東約30海里にあった。

主催者は声明で「乗組員、遺族、そして亡くなった友人の方々に哀悼の意を表します」と述べた。

オーストラリアのアンソニー・アルバニーズ首相は「シドニーからホバートへの航行はオーストラリアの伝統であり、本来なら喜びの時期に2人の命が失われたことは悲痛だ」と述べた。

木曜日に始まったレースは続いている。

[1945年に初めて開催され、レース中に死亡事故が発生したのは今回が初めてではない。

1998年、激しい嵐が選手たちを襲い、イギリスのオリンピックヨット選手グリン・チャールズを含む6人が死亡した。

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