首相が調査命令、パキスタン航空の広告が9/11のイメージを想起させたと非難 | ニュースワールドニュース

パキスタンの国営航空会社は、エッフェル塔に向かって飛行する飛行機を描いた広告で批判されており、9.11テロ攻撃の映像と類似しているとの指摘もある。

1月10日にパキスタン国際航空(PIA)の公式Xアカウントに投稿されたこの広告には、「パリ、今日来ます」という言葉とともにフランスのランドマークに向かう飛行機が描かれている。

これは、安全基準をめぐる4年間の禁止措置が解除された後、ヨーロッパへの直行便が再開されることを記念するものであった。

しかしソーシャルメディア上では、この広告はハイジャックされた飛行機がニューヨークの世界貿易センターとワシントンDCの国防総省のツインタワーに激突した米国同時多発テロ攻撃の映像を彷彿とさせるとの意見もあった。

あるユーザーは「これは広告ですか、それとも脅迫ですか?」と書き、別のユーザーは「誰がこの広告が良いアイデアだと思った?」と述べた。

パキスタンの政治家ビラワル・ブット・ザルダリ氏の元メディア顧問オマール・クライシ氏も、「本当に言葉を失った」と広告の背後にある考え方に疑問を呈した。

「このグラフィックをデザインした愚か者は、エッフェル塔に向かうPIAの飛行機を見なかったのか?ヨーロッパの象徴的なランドマークの一つだ」と彼は書いた。

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パリへの出発準備を整えるPIA便。写真:AP通信

地元メディアによると、パキスタンのシェバズ・シャリフ首相は現在、物議を醸している広告の掲載がどのように許可されたのかを調査するよう命じた。

PIAによると、2020年以来初めてのイスラマバード発パリ行きの便は満席で、乗客は300人以上だったという。

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ヨーロッパへのPIAフライトに対する制限は、欧州連合の航空安全局によって2020年に課されました。 97人が死亡 パキスタン南部のカラチでPIA飛行機が墜落したとき。

当時のグラム・サルワル・カーン航空大臣は、墜落事故の調査により、パキスタン人パイロットの3分の1近くがパイロット試験で不正行為をしていたことが判明したと述べた。その後、政府の調査は、墜落はパイロットのミスによって引き起こされたと結論付けた。

スカイニュースはPIAにコメントを求めた。

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