解放されたイスラエル人人質の親族らが残り全員の解放を要求

解放されたイスラエル人人質の家族は、愛する人たちとの再会後、感謝の気持ちを表明する共同声明を発表した。

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イスラエルとハマスの停戦合意の一環として日曜日に解放されたイスラエル人人質3人の家族は、愛する人の解放確保に関わったすべての人に感謝の意を表明した。

ロミ・ゴネンさん(24)、エミリー・ダマリさん(28)、ドロン・スタインブレッチャーさん(31)は、米国、カタール、エジプトの仲介による停戦合意が日曜日に発効した後、ハマスによって解放された最初の人質3人となった。

公開された最初の映像には、イスラエルの地で母親と再会した瞬間、信じられない様子で高揚感のあまり涙を流す3人の女性の姿が映っていた。

ガザ国境近くの軍事基地内に特別に用意された受付エリアに足を踏み入れたゴネンさん、ダミさん、スタインブレッチャーさんは、2023年10月7日のハマスの攻撃で捕らえられ、飛び地で15カ月以上拘束されていた後、初めて母親と抱き合った。イスラエル南部で。

釈放された人質エミリー・ダマリさんの母親、マンディ・ダマリさんは「エミリーと残りの家族を代表して、エミリーを連れ戻すために尽力してくれた多くの人々に特別な感謝を伝えるべきだ」と語った。

遺族らは喜びにあふれ、内閣が人質の返還を優先しなかったとして戦争中ずっと国内で批判を浴びてきたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相にも感謝の意を表した。

「勇気と価値観を持って、息子や娘たちを国境に戻すという他に類を見ない重要なプロセスを前進させる決定が下されたイスラエル政府と首相(ベンヤミン・ネタニヤフ)に感謝の意を表します」とメイラフ氏は語った。レシェム・ゴネンさん、釈放された人質ロミ・ゴネンさんの母親。

「ついにロミが元人質であると言えることを嬉しく思います。私たちが彼女のために呼び起こし、行動した(望んでいた)現実が現実となり、私たちは帰還者の家族になりました」とゴネン氏は付け加えた。

日曜日、釈放されると、ダマリさんは病院へ搬送されたヘリコプターの中で「悪夢は終わった」と書かれたホワイトボードを掲げた。イスラエルのメディアは、医療が限られており、地下空間に閉じ込められて長時間日光が当たらないなど、イスラエルの生活環境は厳しいものだったと伝えている。

遺族らはまた、月曜日に第47代米国大統領に就任したばかりのドナルド・トランプ米大統領に多大な感謝の意を表した。

釈放された人質ドロン・スタインブレッチャーさんの妹、ヤミット・アシュケナージさんは「あまりにも長い時間を経て、この瞬間に至った。(ドナルド・トランプ米大統領)の関与がなければこんなことは起こらなかった」と語った。

エミリーさんの母マンディ・ダマリさんも、トランプ大統領と前任者のジョー・バイデン氏の注目すべき努力を評価し、「バイデン大統領、トランプ大統領、そして世界中の指導者や交渉人」が再会の夢を現実にするのに役立った、と述べた。

メイラフ・ゴネン氏は、「私たちはまた、イスラエルに対する勇敢な姿勢と世界の人道的利益の強化のおかげで、この瞬間を押し進めてきた次期米国大統領ドナルド・トランプ氏にも感謝したいと思った」と述べた。

解放された人質の家族らは、愛する人たちは「元気」で順調に回復していると述べ、回復までの道のりは長いと指摘した。

彼らはまた、今もガザに人質が閉じ込められているイスラエル全土の他のすべての家族が、愛する家族とすぐに再会できるよう希望を表明した。また家族らに対し、停戦合意のすべての段階が確実に履行され、人質全員が安全に帰還できるよう街頭に出て抗議活動を続けるよう呼び掛けた。

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