菅井玲
週刊プロレス最新号の表紙まとめ【2018〜2019年版】
ベースボール・マガジン社が発行する週刊プロレス(週プロ)。
1955年創刊の月刊誌『プロレス』が原点となっており、1983年より週刊での発行がスタートした。現在では唯一無二のプロレス専門誌としてファンに愛されている。本稿では、週刊プロレスのTwitterアカウントが投稿している「週プロ早版」をまとめてみた。
雑誌派の人は定期購読、電子派の人には読み放題サービスがあるなど、読者層に合わせた読み方ができるのも魅力的である。ちなみに僕は読み放題サービスに登録しつつ、時折雑誌も購入している。
週刊プロレスの最新号が発表される度に、本記事の随時更新を行うため定期的に閲覧することで、“今活躍しているプロレスラー”が誰なのかについて理解が深まるはず。いつかこの中の表紙が『有田と週刊プロレスと』で紹介される日が楽しみである。
2018年10月現在で表紙を飾っている団体は、新日本プロレスや全日本プロレス、プロレスリング・ノア、ドラゴン・ゲート、DDT、大日本プロレス、スターダム。表紙に最も登場している選手を確かめてみよう。
新日本プロレス尾崎リングアナの退職理由について
新日本プロレス尾崎リングアナの退職理由について。
昨日、ブログへのアクセスを見ていたらこんな検索ワードで流入してくださった方がいる事に気付いた。
「新日本 尾崎リングアナ 退職理由」
2022年2月8日に本当の#ザキファイナルを迎えた尾崎仁彦リングアナウンサー。
最後のスピーチでは「新日本プロレスは、家族と同じくらい家族でした」と感動の言葉(新次郎構文)が多く感動を呼んだ。
そんな彼の退職理由だが、詳細は一切表に出ていない。いや、敢えて出していないのだろう。
本人は「新しい道に踏み出す」とだけ残している。
ただ、退職理由を知りたい方もいるようなので、人事や人材サービスで働いていた経験のある僕が、「今日は転職」について書きたいと思う。
結論から言うと、「転職」する理由は一つしかない。退職するほどのリスクを背負ってでも、今の環境を離れなければならない理由ができたためだ。
それ以上でもそれ以下でもない。数多くの転職を経験し、数多くの転職者を見てきたが、これ以外の理由はほぼ存在しないのだ。
内藤哲也、2020年のスターダストプレスから先へ
内藤哲也、2020年のスターダストプレスから先へ。
高橋ヒロム選手が獣神サンダー・ライガーさんを介錯し、新時代の“ジュニアのカリスマ”となっても、オカダ・カズチカ選手の“ライバル”としてSANADA選手が台頭しても、最初のパレハとしてお披露目された“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手が“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”を裏切ったとしても内藤哲也選手を抜いた印象は無かった。
だが、2021年。龍の巣窟から来た“快男児”がいよいよ“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の序列を打ち破った。
2021年の新日本プロレスを背負い、「IWGP世界ヘビー級ベルト」の論争すらも受け止めた昇り龍。
まさか2018年から3年でここまでの結果を残すことになるとは。内藤哲也選手のスカウト能力に天晴れを送りたい気持ちである。
一方でこうも思う。
2016年以降、いや“スターダスト・ジーニアス”としてオカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、中邑真輔選手と抗争を繰り広げていた時期から見ても、ここまで結果を出せなかった一年は無いのではないだろうか。
確かに2022年の幕開けはトップオブトップだった。だが、既に二冠戦および二冠王の意味については疑問視する声も上がっていた。
そして、飯伏幸太選手に敗れ、ベルトを2本同時に東京ドームで失った。
それ以降は「IWGP世界ヘビー級ベルト」誕生を巡る統一問題の時に「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」を飯伏幸太選手に要求。
「俺は一度もこのベルトを欲しいなんて言ったことない」はずの男が白のベルトを本当の意味で発した瞬間になったというのが何とも皮肉な話である。
問題はその後だ。
「ニュージャパンカップ2021」はグレート-O-カーンに敗れ一回戦敗退。
「G1クライマックス31」は初戦で負傷し、勝ち点0。
逆転を懸けて臨んだ「ワールドタッグリーグ2021」は優勝候補の最右翼とされるも予選敗退。
確かにSANADA選手と「IWGPタッグ」を獲ったりなど魅せ場が全く無かったわけではない。
ただ、一年を通して中心に返り咲くことができなかった。
内藤哲也選手にとっては非常に悔しい一年だったように思う。