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アメリカの通信社AP通信は、Googleの人工知能(AI)「Gemini」に時事コンテンツを提供すると、テクノロジー大手が発表した。
「APは今後、Geminiアプリに表示される結果の有用性をさらに高めるために、リアルタイム情報のフィードを配信する予定だ」とGoogle幹部のジャファー・ザイディ氏は水曜日、同社のブログに投稿した。
Googleは、Geminiに新機能がいつ追加されるかについては明らかにしておらず、APとの契約の金銭的条件も明らかにしていない。
両組織は、Google の従来の検索結果に表示されるニュース コンテンツに関して長年協力してきました。
最近、テクノロジー企業がユーザーの質問に対する自然言語による応答をより適切なものにしようとしているため、ニュースメディアと生成AIメーカーとの提携が増えている。
世界的通信社フランス通信社(AFP)は木曜日、フランスの人工知能企業ミストラルAIが同社のチャットボット「ル・チャット」として通信社の報道を利用する契約を発表した。
そして水曜日、生成AIをより広範な人々にもたらしたChatGPTツールの開発者であるOpenAIは、アメリカのオンラインアウトレットAxiosと3年間協力し、ボットがAxiosの記事を利用できるようにすると発表した。
サム・アルトマン氏が率いるこのスタートアップは、その見返りとして、米国内の4つの新しいAxios支局に資金を提供する予定だ。ミズーリ州カンザスシティ。コロラド州ボルダー。そしてアラバマ州ハンツビル。
OpenAIはAP通信とも、1985年に遡る同局のアーカイブを使用する契約を結んでいるほか、フランスの中道左派日刊紙ル・モンド、イギリスのビジネス紙フィナンシャル・タイムズ、エル・パイスを発行するスペインのプリサ・メディア、ドイツのアクセル・シュプリンガー・グループ、保守系大新聞『Die Welt』とタブロイド紙『Bild』、そしてマードック家が運営する『News Corp』を発行する。
一部のメディアがAI企業と契約を結んでいる一方で、著作権への懸念を理由に法的異議を申し立てているメディアもある。
ニューヨーク・タイムズ紙は、著作権で保護された素材を使って強力なAIを訓練するためにコンテンツを盗んだとしてOpenAIを告訴した。
カナダ最大の報道機関もOpenAIに対して訴訟を起こしている。
ダックス/tgb/lth