失脚したシェイク・ハシナ首相の政府は、昨年夏に数百人の抗議参加者を殺害した疑いで告発されている。
バングラデシュの首都では数千人が集会を開き、失脚したシェイク・ハシナ首相と、7月の政府に対する大規模蜂起で数百人の死者を出した責任者の訴追を要求した。
反差別学生運動は火曜日、ダッカの国定記念物であるセントラル・シャヒード・ミナールで、いわゆる「統一行進」を組織した。デモ参加者はハシナ氏の裁判とアワミ連盟のパーティーの禁止を求めるスローガンを唱えた。
ハシナさんは数週間にわたる暴力の後、8月5日にインドに逃亡した。当局は政府の命令により数百人が死亡、数千人が負傷したと発表した。この蜂起は、野党による選挙ボイコットを受けて1月に連続4期目が始まった同国最長在任首相の15年にわたる統治に終止符を打った。
先週、バングラデシュはインドにハシナ氏の引き渡しを求める正式な要請を送った。彼女は、人道に対する罪の容疑でのものも含め、抗議活動参加者の死をめぐって多くの裁判に直面している。
「8月5日以来、バングラデシュにはもう敵はいません。私たちの唯一の敵はアワミ連盟です」と学生運動の招集者ハスナット・アブドラは群衆に向けて語った。
デモ参加者らはまた、ノーベル賞受賞者のムハマド・ユヌス氏率いる暫定政府に対し、蜂起を代表する正式な宣言を1月15日までに出すよう求めた。
学生指導者らは、この宣言に2つの重要な要求を盛り込むことを望んでいる。1972年にハシナさんの父親の下で制定された現行憲章廃止後の新憲法と、アワミ連盟の禁止である。
ハシナ氏の党は2009年からバングラデシュを統治していた。
ダッカに本拠を置く国際犯罪法廷はすでにハシナ氏とその側近に逮捕状を発行しており、政府はハシナ氏の逮捕に向けて国際警察組織インターポールに協力を求めている。
米国から話したハシナ氏の息子、サジーブ・ワゼド氏は法廷の信頼性に疑問を呈し、彼女に対する告発は「政治的な魔女狩り」であると主張した。
一方、暫定政府はハシナ氏ら政権内の他の人物を抗議活動参加者の死亡に関わる罪で裁くと約束し、殺害事件の調査への協力を国連に要請した。
ハシナ氏はまた、多くの死者には治安機関以外の関係者が関与した可能性があると述べ、調査を求めた。