マニトバ州政府の一部支援を受けて、治療を求めてガザ地区の子どもが木曜日にウィニペグに到着し、連邦閣僚は他の州にもこれに倣うよう呼び掛けた。
11歳のパレスチナ人少年とその母親はワブ・キニュー首相によって空港で出迎えられ、同州はすでに数週間以内に第2子を迎える計画を立てていると述べた。
「私たちは常に、紛争や飢餓、自然災害の際に立ち上がって罪のない人々を助ける民族でした」とキニュー氏は語った。
キニューさんはプライバシー上の懸念を理由に、11歳の少年の名前や病状の詳細については言及しなかった。キニュー氏によると、この少年は家族とともにエジプトに到着したが、その地域では完全に治療できない遺伝的疾患を抱えているという。
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首相は空港で少年に小さなカナダ国旗を手渡し、通訳を介して話しかけた。
「彼は1年以上会っていなかった他の家族に会いたいと思っています。大きくなったらエンジニアになるために勉強したいと思っています」とキニューさんは語った。
移民・難民・市民権担当連邦大臣のマーク・ミラー氏は、ガザ地区の子供たちが医療支援を求めてカナダに来ているが、州政府がこの取り組みに全力を注ぐのは今回が初めてだと述べた。
「他の州では、民間のスポンサーや病院が名乗り出て、『私たちがこの人たちを治療します』と言ってくれたところもある」とミラー氏は語った。 「首相が立ち上がって『自分の名前を伏せる』と言えば、とても楽になる。
「国としてもっとできることがあると思います。」
エジプトでは国境なき医師団の支援により児童の身元が特定され、連邦政府は入国審査を完了した。
キニュー氏によると、マニトバ州の非営利団体は少年と母親への住宅提供に力を入れており、マニトバ州イスラム協会や他の団体も経済的支援や食料品などを提供しているという。
2023年10月にイスラエル・ハマス戦争が始まって以来、子どもたちは医療のためにガザからカタール、欧州諸国、米国に送られている。
ハマスが管轄するガザの保健省は、戦争中に11万人以上の負傷者が出たと発表した。死亡した4万6000人のうち3分の1は子どもだった。
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