キエフ、ウクライナ — ロシアは土曜日、無人機とミサイルの集中砲火でウクライナの首都を攻撃し、少なくとも4人が死亡したほか、ロシアの工業施設はウクライナの攻撃により放火された。
ウクライナ空軍によると、ロシアは土曜早朝にシャヘド無人機39機、その他のシミュレーター無人機、弾道ミサイル4発を発射した。ウクライナ防空軍はミサイル2発と無人機24機を撃墜した。声明によると、さらに14台のドローンシミュレータが所在不明となった。
キエフ市軍事管理局のティムール・トカチェンコ長官は、シェフチェンキフスキー地区上空にミサイルが落下し、4人が死亡したと述べた。デスニャンスキー地区でも瓦礫の落下があったという。
キエフのビターリ・クリチコ市長は、シェフチェンキフスキー地区では住宅の入り口で窓が割られ煙が上がったと述べ、給水パイプラインも被害を受けたと付け加えた。
現場にいたAP通信の記者らは、瓦礫の中に血だまりができて横たわって死んでいる男性を目撃した。消防士が攻撃による火災を消し止めている間、道路は水であふれた。
クリチコ氏はまた、地下鉄ルキャニフスカ駅が攻撃によりガラス張りの入り口が破損したため閉鎖されたと述べた。
ウクライナ全土、ポルタヴァ、スームィ、ハリコフ、チェルカッスイ、チェルニーヒウ、キエフ、フメリニツキー、ジトーミル、キロヴォフラド、ドニプロペトロウシク、ヘルソン、ドネツク地域で無人機とミサイルが撃墜された。
地元当局者らによると、土曜日にはロシアのカルーガ地域とトゥーラ地域の工業用地がウクライナの無人機攻撃により放火された。
ロシア国防省は、ウクライナ全土で一夜にして46機の無人機が破壊されたと発表した。
カルーガ地域では、ドローン攻撃によりリュディノヴォの町で火災が発生したとウラジスラフ・シャプシャ知事はテレグラムに書いた。住民らはソーシャルメディアで、攻撃は地元の石油貯蔵所を標的にしたと述べた。
トゥーラ地域でも火災が発生したと報告されており、ドミトリー・ミリャエフ知事は、燃料貯蔵タンクが放火されたと述べた。同氏は住民に対し、落下したドローンの破片に近づかないよう警告した。
いずれの場合も死傷者は報告されていない。