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アブハジアの自称準国家のいわゆる大統領であるアスラン・ブジャニア氏は辞任したが、抗議活動参加者が火曜日までにスフミの政府庁舎から出なければ辞任を撤回する予定である。
グルジアが自ら宣言した分離地域アブハジアの指導者アスラン・ブジャニア氏が、ロシアの影響力を高めると反対派が主張する投資協定に対する広範な抗議を受け辞任した。
先週金曜日、地域の中心都市スフミのデモ参加者が政府庁舎を襲撃し、ブジャニアは逃亡を余儀なくされ、自称準国家を政治的混乱に陥れた。
政府庁舎を占拠している抗議活動参加者には、モスクワが任命した政府と反政府勢力との間で取り決められた合意条件に基づき、火曜日まで敷地から退去することが認められている。
ブジャニア氏は、デモ参加者が合意に従わない場合は辞任を撤回すると警告した。同氏はまた、次期選挙への参加を辞任の条件とした。
同地域のアレクサンダー・アンクヴァブ首相も、ブジャニア氏とともに辞任することを認めた。
辞任を受けて、ブジャニア氏の副首相バドラ・グンバ氏が大統領代行に就任し、元国会議長のヴァレリー・ブガンバ氏が暫定首相に就任する。
この暴動は、ロシア企業による同地域への投資を認めるアブハジアとロシア間の「財産協定」への反対によって引き起こされた。この協定は金曜日に議会で審議される予定だった。
協定の反対派は、協定が不動産価格をつり上げ、地域におけるロシアの影響力を増大させると主張している。
グルジアは2008年のロシア侵攻後の短期間の戦争でアブハジアの支配権を失った。
ロシアはアブハジアを独立国として認めているが、国際社会は認めていない。人口約24万5000人のこの地域はモスクワの属国とみられている。