ストーリー:米国連銀による3回連続の利下げの可能性から、サービス部門の足元が不安定かどうかまで、これらは来週のビジネスと金融界で注目すべきニュースだ。
:: カットして、その後はどうなるの?
米連邦準備理事会(FRB)は水曜日に25ベーシスポイント(bp)利下げを行い金融緩和を継続すると予想されている。
これで3年連続の削減となる。
ジェローム・パウエルFRB議長が将来の緩和期待についての洞察を得るために焦点が当てられるだろう。
:: ハイキングは保留ですか?
日銀の政策期待の振り子は過去2週間で大きく変動し、12月19日の金利決定を前にトレーダーらの緊張が高まっている。
議論の対象となっているリスクの1つは、FRBが前日に利下げを行わないことでサプライズを起こすことだ。
しかしアナリストは、利下げに対する市場の確信が非常に強い中でFRBが方針に反することは非常にまれであると指摘している。
:: BOE サプライズの時間ですか?
トレーダーらはイングランド銀行が木曜の政策金利を4.75%に据え置くと予想している。
労働党政権の10月予算における雇用主税の引き上げにより、大企業は物価上昇を警戒するようになり、インフレ懸念が高まり、ポンドが対ユーロで2年半ぶりの高値を付ける一因となった。
増税により雇用計画が妨げられ、消費者信頼感も低迷しているため、英国の雇用の伸びは鈍化している。
英ポンド強気派は中銀のギアチェンジに注意すべきだ。
:: より揺れる地面
経済大国全体でかつては堅調だったサービス部門が低迷し、製造業活動の低迷との乖離に終止符が打たれている。
以上が11月のPMIから得られた教訓だ。来週世界中で発表される12月の統計は、景気減速がさらに深刻化しているかどうかを示すはずだ。
しかし、一部の観察者にとって、PMIデータは、金利低下が地合いを押し上げる一因となっており、基調的な経済活動の状況をあまりにも悲観的に描いているとの見方もある。